テアーモ!

どんな時代も自由に生きてる人がいる。ドロップアウトのえらいひと

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「読書」は、その著者と対話しているかのような素晴らしい時間を提供してくれます。

「本」という存在は、自分の知らなかった世界へ一緒に連れていってくれます。

僕は今でこそ、沢山本を読むようになったけれど、子供の頃から、国語は大の苦手でした。。

評価はずっと「がんばろう」でした。中学や高校でも最下位、通知票は1か2(5点満点中)

めちゃくちゃがんばっても、センター試験は50点いくかいかないか。。。

読書感想文なんて地獄のように感じました。

初めて読破できた本が、「リング」。読破できた理由は、映画「リング」が面白かったから、ほんとそれだけです。映画の世界とリンクしながらだったから読めました。

僕は、「本にはずっと無縁なんやろな~」ってずっと思っていました。

「本にハマるきっかけ」は人それぞれだろうけど、僕が本にハマったきっかけは19歳の時。

親と喧嘩して「家出」したことが、そもそものきっかけです。簡単にいうと「家庭環境」と「時代の流れ」だったと思います。親は愛をもってレールを敷いてくれたんですけどね。

あー、自由になりたい!

高校受験でいい大学に行って、いい会社に就職して、いい家に住んで、いい家庭を築いて・・・と「絵に描いたような人生」がいいのかどうか、正直魅力を全く感じてませんでした。

「みんな、なぜそこまで受験に真剣になれるのか?」

みんなが向かうその流れが、正直謎だらけでした。

でも、高3の1年だけ、男子校で進学校に通っていた僕は、初めて勉強に向き合いました。「勉強ってやってみると面白い!」って思ったのも、遅いけど高3になってからでした。

でも、なんで大学に行かなあかんのか?4年間、大金を親に支払ってもらっても、大学行ってこれがやりたい!って何もありませんでした。

大学には入れたんですが、サークルとか入って大学生らしい学生ライフを過ごしたけれど、やっぱりしっくりこなかったので、中退しました。こんな気持で大学いかしてもらってる親にも申し訳なかったし。それよりも、大学行ってる時間がなんかもったいない。

だから、気持ちは即決、すぐ親に報告しました。

「大学、辞めるわ。」

って伝えたら、そこから顔を合わすと大喧嘩の毎日。

「もうダメだ!」と思い、バイトでためたお金が多少たまってたので、早速部屋を探して家を飛び出しました。青いけど、あのとき家を飛び出して、結果的に良かった。今は、親も兄弟ともとても仲良くやってます☆

遊べる本屋で出逢った「ドロップアウトのえらいひと」

当時、おそらくすごい勢いだった遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガード”。

何か「悩み」や「知りたい」がココロの何処かにある時、ヒントを求めて、よく”ヴィレヴァン”に足を運びました。ある日、本棚にあった怪しい表紙の分厚い本「ドロップアウトのえらいひと」が目に飛び込み、プロローグ読んだだけでシビレて即購入

最初の文章がこう書いてありました。

ドロップアウトには様々な形がある。

反逆、逃亡、疾走、中退、脱退、退社、家出・・・・・

でも、スピリットはひとつだ。

自由に生きる― そのために、人は家柄、階級、地位、会社、学校、街、業界、家庭、国、軍隊、時代の風潮といった一般社記を形成する価値観の拠り所からドロップアウトする。

『ドロップアウトのえらいひと』より

当時の自分の心境にぴったりでした。

著者は、森永博志さん。創刊当時の『POPEYE』『月刊PLAYBOY』『BRUTUS』で特集記事を担当していた編集者という肩書を持つ人。

本の中身は、吉田カバンの社長や、ゴローズの高橋さん、テリー伊藤、ドン小西、ランキン・タクシー、ロバート・ハリスなど、やりたいことをやって自由に行きている45人のショートストーリーでした。

サブカルチャーのバイブルの1冊に。

大半の人に理解されなくても、ノリのある人達だけで楽しもう!

学校や会社では教えてくれない、45人のリアルストーリーが、同じような若者に共感を生んだ本の一つだと思います。

若かりし僕は、見つけた!!とばかりに読み漁り、今ではもう何度読みなおしているか分からないほど、バイブル化しています。答えはないけどヒントはある、そんな感じです☆

文字を読むのが苦手だったのに、気持ちにリンクした本は、例えどんなに細かい字でもスラスラ読めるようになりました。ほとんど自伝とか、ノンフィクションがおおいけれど、すばらしい本や著者に沢山であってきました。

この本は、「せっかくの人生。自由に生きていったらいいじゃん!」って、肩を押し続けてくれたる本の一つです。去年、この本の著者森永さんにも会いに行きました。ただ勝手にだけど、お礼の挨拶をしに、森永さん主催のライブイベントに足を運び、感謝を伝えてることができました。

ある日偶然出逢った、たった1冊の本が、「一生」肩を押してくれる存在に。

肩を押してくれるのは、本だけじゃなく、人だったり、ブログだったり、ライブだったり、何かの商品だったり。ココロの底から求めさえすれば、実は日常にたくさん「一生もの」が落ちてるんだと思います。何がきっかけで、人生がどう変わるかは、自分のココロ次第なんだなぁ、と改めて思った2016年3月16日のことでした。