Episode of TEAMO

勝手にハッピーエンドなキン肉マン消しゴム。

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子供が妖怪ウォッチのカードゲームでめっちゃ盛り上がっている姿を見て。

今、この人達が頭の中で空想している世界を覗いてみたくなりました。

手にしている「飛行機」に夢中になる男の子も、抱きしめている「ぬいぐるみ」に夢中になる女の子も、頭の中で広がっている世界は自由で楽しそうです。

僕が子供の頃は、「キン消し」「ガン(ダム)消し」「ビックリマン」に夢中になってました。

そんなおもちゃが一つでもあば、一人でも兄弟とでも友達とでも、何時間も夢中になって遊んでいました。

例えば、キン肉マン消しゴム。ストーリーは知っていても、漫画には無いストーリーを、子供ながらに勝手に自分で作り上げて遊んでいました。時には自分も登場人物になったりして。

ハッピーエンドをもったいぶるように、次々と展開される自分だけのストーリー。チープかもしれないけれど、もう頭の中の世界はすごいことになっている。

「制作」という仕事の根底にある僕のクセ「想像≒妄想」

僕が「制作」という仕事をしている根底の動機は、子供の時に遊んだ「勝手にハッピーエンド遊び」が源流の一つです。

「ハッピーエンドを考えるクセ」というか、最後の感動のシーンに行くまで、漫画の中の敵・味方関係なく、ありえないキャラ同士がタッグになって共闘したり裏切ったり、、、そんな感じのアドリブ遊び。

今の仕事は、自分勝手なハッピーエンドは作れないけれど、子供の頃から自然と遊んできた「勝手にハッピーエンド遊び」のクセのおかげで、大人になって依頼をもらったお客さんのハッピーエンドを一緒に描かせてもらえることが責任あるけどとても楽しい。結果が出た時、一緒に喜べることがこの仕事の醍醐味だと思います。

「仕事」と「おもちゃ」は違うけれど、子供の頃手に入れた「惚れたおもちゃ」に夢中になったように、大人になっても、「目の前の仕事(制作物)」に夢中になれるかどうか。ここの感覚がイコールの時、本当にめちゃくちゃ楽しいから時間も忘れて最後までやっちゃう、分からなかったらどんどん調べて形にしていく、そんな感覚です。

「制作」に関わる人たちに聞いた、the 志望動機。

仕事柄、色んな’クリエイター’と呼ばれる人たちと出逢います。

グラフィック・デザイナー、建築家、カメラマン、飲食店オーナー、映画監督、映像クリエーター、など、皆さんの仕事の動機を、興味本位で知りたいから「なぜ、この仕事をしてるんですか?」と色々聞いたりします。

共通することは、子供の頃から二十歳になるまでに、「夢中になれた何か」に出逢ってることがほとんどでした。全員が全員、そうではないけれど、自分の人生の序盤に、「惚れてしまった何か」と出逢っている人が僕の周りには多かった。もちろん、親や兄弟の影響も大きいだろうけど。

少年期・青年期に遭遇した運命の出逢いは、自分がキャンパスに描いた「絵」だったり、高校卒業して行った「パリの街」だったり、親父の趣味の「フィルムのカメラ」だったり、学校の休み時間に流れていた「音楽」だったり、たまたまつけたテレビ番組「プロジェクトX」だったり、レンタルビデオ屋で借りた「シュリ」だったりします。

ある日、目の前に現れた「何か」に、いい意味で取り憑かれてしまった尊敬している人たち。

「何か」に惚れてしまった時の話を聞くとき、その人はまるで目を輝かせながら話しまくる少年のように聞かせてくれるから、こっちまでワクワク楽しくなっちゃいます。

だから、僕は思うんです。

例え、何歳になってからでも、夢中になれるものを見つけられた人って、ある意味最強だなって。自分もそうやってこれからも生きていこう!

そして、これから出逢う人たちの話をたくさん聞いて、インタビューさせてもらって、ショート自伝のようなブログ記事にして紹介するのもなかなか面白いな~。そんな事を思った、雨降る2016年3月13日の夜のことでした。