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耳にかさぶた。企画の「企」とは、人が立ち止まって考える。

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落ち着きのない子どもに、親は説教して教えを説く。

子どもは、その時理解できなくても、成人して経験を積んだ時、親が言っていたことを思いだしたりする。

「あぁ、こういうことか!」って。

耳にかさぶたができるくらい、父親に聞かされた企画の「企」の話。

ずっとハイテンションの僕は、痛い目にでもあわないと大人しくならない「テンションエスカレート型」の子供でした。今想い出すと、両親は大変だったんだろうなぁ。

真面目で素直な僕の父親は、僕を正座させて、子供の僕にコンコンと教えを説いていました。要するに、僕は説教ばかりされていました。

毎回説教されると、「またこのパターンかよ」って感じで、頭の中は話が全然入ってきません。

「人の目を見なさい!」と怒られるので、鼻のあたりを見ながら、別の楽しいことを考えたり、説教している父親の鼻の穴の膨らみの動きをずっと観察していました。たまに吹いてしまって、余計怒られたりしました。

そんな教えの中で、一つだけ耳にかさぶたができるくらい聞かされた話が、今の僕に影響を与えているってことは、多分父親は知らないと思うけど、本当に感謝しています。

企画の「企」という漢字の意味を知ってるか?

『人がいったん立ち止まって考える』ってことなんだ。

またその話か。。。

多分、小学校低学年の頃から、二十歳くらいまで、ずっとずっとずーっと聞かされて、正直もうそれしかないんかよ!というぐらい、耳も頭もシャットアウトしていたと思います。

「人」+「止」=「企」ぐらいはわかるよ!って感じで後半はスルーしていましたが、仕事をするようになって、この親父の企画の「企」の重要性を、とんでもなく実感することになるなんて、10代の僕は知るよしもなかったです。

10代の僕は、「なんで?」ばかり考えるナゼナゼ人間でした。

世の中のたいていのことは、やってみないと分かりません。

「意味を求めすぎ!!」とか「考えすぎ!」とか、友達にうざがられた記憶があります。

例えば、

  • なんで、付き合ったのに別れるの?
  • なんで、大学に行くの?
  • なんで、その仕事してるの?楽しいの?
  • なんで、コンパするの?
  • なんで、車の話でいつも盛り上がってるの?
  • なんで、ファミコンは1日1時間までなの?誰がきめたの?

とか、もうずっとナンデ?が頭にぐるぐる

でも、その「なんで?」のおかげで、父親の企画の「企」の話が、僕のモノゴトを決める指針になっています。その指針とは、

人の心が集まってくる、企画の「企」

本気で出逢いを求めるならば、みんなが学校のクラスメイトのように楽しめる「場」を作ろう。

本気でインディーズバンドで食べて行きたいならば、曲作りはもちろん、自分たちのことをもっと知ってもらえるライブ構成・販促物でファンと交流しよう。

本気でその自転車をネットで売りたいならば、3代続く会社のストーリーを知ってもらって、好きになってもらおう。

本気で家を売りたいならば、毎日家が建っていくプロセスや、会社の想い、お客さんがリアルに喜んでくれたストーリーを見てもらおう。

本気でその人と付き合いたいならば、その人のことをもっと知ることからはじめよう。

父親から教わった、企画の「企」とは、一旦人が立ち止まって考える。

立ち止まった先に見えるのは、「喜んでもらいたい人」がいます。

やりたい気持ちが本気であればあるほど、一度立ち止まって考えることなんだと思う。人のために、ちょっとだけでいいから、考える時間を自分に作ってあげる。

こんなこと言っている僕も、まだまだこれからだけど、立ち止まって「ひとまず考える」ことを続けていくと、結果的に人が喜んでくれると想います。人の「うれしい!」とか「ありがとう!」って気持ちが集まってくる企画の力を、ずっと磨き続けていきたいと想います。意味を追求することは、とても大事。

だって、子供の命名は、最高の企画!

みんな生まれる時、親が命名してくれます。名前を考える時って、ずっと子供の名前の意味を考える。そうやって生まれた僕たち自体、最高の企画じゃないでしょうか?(なんか、カッコつけすぎ感あり?)

ちなみに、僕の名前「惺」の意味は、「世の中のモノゴトをサトスこと」って意味で親父が命名してくれました。だから、一度立ち止まって考えること、もっともっとやっていきたいと思った、2016回め2月16日の夜のことでした。